茶菓子の欠片

文芸とか北欧とかTF、雑記とか何かそういう

さらば愛しの文芸サークル

 

 酔った勢いでつらつらと。

 

 今日、正確には昨日、長らく運営に携わっていたサークルを引退した。

 籍はあと一年ほど残すだろうが、やはり三年前からお世話になっていたサークルだけあって、非常に感慨深い。今日はその引退式兼忘年会兼打ち上げだったのである。

 

 考えてみれば中々に残念な話だ。

 同期のうち一部は留学、一部は多忙。比較的暇で時間の都合をつけやすかった自分が、運営側に回るのは至極当然の流れであったが、おかげでこのサークルは暗黒時代を迎えることになってしまった。

 伝統は破壊され、やり方は独裁、事後報告の連発。意思決定も統率もできずに後手後手が続く日々……誇れるような実績は大体先輩の遺産の食いつぶしか、後輩の貢献によるものばかりであった。単刀直入に言えば無能だった。

 

 言い訳ができるなら、元々個人作業である文芸創作の輩を一つにまとめるのがかなり大変であったことぐらいか。いずれにせよもう暗黒時代は終わり、有能ばかりがいる次の世代による新しいサークルの時代になるのは間違いないことだ。

 

 後悔先に立たず、何度も聞いた言葉ではあるが本当に耳が痛い。

 後輩が有能で良かった。本当に。