茶菓子の欠片

文芸とか北欧とかTF、雑記とか何かそういう

芥缶って書くと格好いい


 是日々努力也。
 とはよく言うがモラトリアムにずっと生きていたい切実に。

 

 恩師とともに歌舞伎を鑑賞。
 
 「大向う」という掛け声が基本的に女性には許されていないとか、幕の最後は大詰めと呼ぶとか、色々と無教養な人間からすれば驚きの連続であった。舞台が随分ハイテクなのに黒子の活躍が不可欠なのも面白い。

 話自体はかなりエンタメ性が強く、「めでたしめでたし」で終わるすっきりしたもの。狐が終始可愛くかつかっこよかった(あゝ、なんて情けの無い感想よ!)。

 

 とにかく楽しかった。文系学部解体とかふざけたことをやっている場合ではなくて、むしろ教養教育やこういう伝統芸能のような金にならない文化芸術に金をかけていくべきなんじゃないかなぁ。
 学のない人間の安直な発想。でも現実主義と効率性だけだとつまらない社会な気がする。


 文化といえば、小説執筆に役立つポメラが壊れた。
 使えない訳ではないが如何せん使いにくい。長年愛用していたものだが書きにくければどうしようもないし、生産終了したものだしとそろそろ新しいのを買うべきか二の足を踏んでいる。
 だって高いんだもの。
 財布については保守派。

 文章をキーボード形式で打てるウィルコムの携帯が出てきた時も感動的だったが、やっぱりポメラの使いやすさと言ったら。
 その場で自分の思想思考思案をキーボード形式で打ち込める素晴らしさは大変ありがたい。
 さて、どうしようか……社会に出るまでには買うのだろうけれど。
 大いに悩む。結論は先送りだ!
 ゴミ缶モデルだ! 芥缶万歳!