茶菓子の欠片

文芸とか北欧とかTF、雑記とか何かそういう

年明けてはや一か月


 如月突入。

 ああ結局、英語試験は大変な惨状を呈してしまった。
 人類の進歩は懐疑の精神で成り立っているのだから、「何を言っているんだ?」という疑問が生まれたらすぐにリスニングを止めてほしい。いやせめて二回放送してくれ、後生だ。


 久しく会っていなかった友人にでくわした。

 挨拶もそこそこに早速この前発行した文芸誌の感想を尋ねてみると、忌憚の無いご意見ご感想をいただくことができた。毀誉褒貶多種多様ではあったが、こういう小説への感想を「面白かった」で終わらせない相手というのは、随分貴重だなぁと思う。

 

 考えてみれば、アマチュアの文芸誌なんて作った人間と知人数人しか読んでくれないだろうし、それに率直な感想をぶつけてくれる人間なんてのは更に限られる。
 文芸サークル、創作サークル、読書サークルみたいな空間というか場所は、考えてみると率直な意見感想を気軽に求められる理想郷なのかもしれない。「半分マルクスさん」がそういうサークルを高評価していたのも頷けること。


 ネットで感想をいただく、という手の方が今は主流なのだろうけれど、やっぱり面と向かって言ってもらいたいところ。いや感想に限らず会議・話し合いの類はネットでやるのは怖くてできない。
 顔が見えない上での会話って楽だけど恐ろしい(経験則)。
 まず会話が恐ろしいのだけれど。


 夕方にはチャップリンの『独裁者』上映会があった。
 全編に込められた人道主義自由主義的なメッセージもさることながら、ナパロニ国の首相(ムッソリーニもどき)も大好きです。ダチョウを奪い合うソーセージとパスタ。
 就職した時、自分は機械じゃないと言いきれるだろうか……いやまず、就職できるのか?
 知らぬ存ぜぬさようなら。