北の道からの織物
渋谷というのは恐ろしい街じゃ。魑魅魍魎妖族魔族が跳躍跋扈するこの世の魔境。
要するにキラキラしていた街だった。
それでも味の変わらぬはなまるうどんの美味しさよ永久に。
買い物ついでに渋谷のBunkamuraでやってたノルウェーの絵織物展に足を運んでみた。実際はこちらの方が主目的に近かったが……
カラフルな絵織物から白黒の絵織物、幾何学的な紋様の絵織物から写実的な絵織物まで、種々様々多彩な絵織物が展示されていた。
展示会場入り口で配布されていた、在日ノルウェー商工会議所が発行している“StyleNORWAY”という情報誌の創刊号によれば、今回の展示で日本人が製作した絵織物のルーツは、以下のようなものであるという。
NORSK BILLEDVEY(北欧絵織物)とは、ヴァイキング時代からあるノルウェーの伝統工芸の一つで……(略)……多種多様な絵織物が作られてきた。
もともとはノルウェーの厳しい寒さに耐えるために生まれたフォークアート(農民文化)であり、図柄は宗教画をベースにしたものや風景画が多い。
実際、北欧神話や風景を模した絵織物が数多く展示されていた。無論完成品を観れば「わあすごい」となるだろうが、果たしてここまで織り込むまでのモチベーションが持つだろうか?
恐らく今回の展示主催者であろう方々(北欧絵織物研究所の方だろうか?)はご高齢の方が多かった。年齢を重ねても趣味(?)のある人々は元気なんだな、と改めて感じさせられる。
果たして自分の十八番文芸創作を何十年後も続けていられるだろうか……その前に締め切りに追われる恐怖、出来栄えのゴミさに対する絶望で挫折するのが目に見えているが。
しかしこのStyleNORWAYという2014年に発行された情報誌でも育休の話が出ていて本当にもう……(:3ぅ )
ほぅらやってきたぞ花粉め。
目はかゆく、鼻はつまり、頭は痛い。おおなんということか。
そこまで私を困らせたいか、ええい下がりおろう。下がってくれ。