茶菓子の欠片

文芸とか北欧とかTF、雑記とか何かそういう

ドイツにも行きたいね

 

 明日面接だと
 再度自分の社会不適合っぷりを味わうことになろうて。

 

 北欧フィーカさんから、ポストカードを頂いた。

fika10.com

 

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 片方はストックホルムの街並み。

 もう片方はダーラヘストという「幸せを呼ぶ馬」だという。

 本当はイヤホンのプレゼントキャンペーンであったが、外れてもポストカードを頂けて幸せである。もう一度ストックホルム行きたいなァ

 

 しかしドイツにも行きたくなる出来事があった。 

 昨日、友人と共に映画を観に行った。

 『帰ってきたヒトラー』。

 

 
 映画『帰ってきたヒトラー』予告編

 現代にヒトラーがよみがえるという、単なる風刺映画としてはよくありそうな発想である。しかし「面白そうな風刺映画だ」位にしか思っていなかったせいで実際に鑑賞してみるとその出来に圧倒された。

 ブラックユーモアやパロディがテンポよく散りばめられており、何度も笑った。しかし笑っている中で完全に笑い飛ばせない部分が多かった。現実としてヒトラーを旧世紀の遺物扱いできない現象が起こっている以上、思い返すたびに笑えない。拡散しやすいメディアや生活低迷、外国人排斥等々、日本でも他人事では全くない時事問題がかなり込められていた。

 

 映画としても大どんでん返しが何度もあり、ヒトラー像が極悪非道のモンスターでなく人懐っこいオジサンとして描かれている点からしても、単純な風刺映画にとどまらない傑作だと思う。映像としても、脚本も、演技も……あゝ、もう一度観に行くべきかもしれない。少なくとも、「特定秘密」をねじ込んで風刺っぽくしているような某映画よりは何度でも見たくなる作品。


 もっと具体的に書き連ねたいことがあるがネタバレはこの映画の真価を下げそうなのでここまでにして、あとは観た仲間との話し合い会にとっておく。原作小説も読んでみたくなった。こんな風刺作品が作りたい。切に。

 

 いやその前に『ヒトラー 最後の十二日間』を観直した方がいいかもしれない。