茶菓子の欠片

文芸とか北欧とかTF、雑記とか何かそういう

葉月はもうすぐそこ

 

 なかなか終わらない社会人選手権。

 結果を出してくれないので終わろうにも終われない。

 予備校に通わずここまできたのだもう良いだろう許してくれ是非お願いします

 明日も面接、明々後日も面接、来週も面接、再来週も……アァ嫌だ嫌だ

 

 今日はそんな現実から逃れる目的で、横浜美術館の「メアリー・カサット展」記念シンポジウムに参加した。

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 メアリー・カサットがアメリカの印象派画家といこともあって、題は「印象派の広がり」。カサットと印象派仏印象派と米印象派を結び付けた基調講演や、ドイツ・ロシア・日本では印象派がどのように受容されたかなどの発表があった。

 

 印象派大好き人間(正確には新印象派中期大好き人間)としてはドンピシャリなテーマでニコニコしながら入場。「日本人は印象派がお好き」というのは本当のようで、参加者数もかなりの数だった。

 講演内容もフランスの印象派が各国でどのように受容され、どのように発展してきたのか(もしく批判されてきたのか)等々、世界の印象派のルーツを探るという点から大変勉強になったが、それ以上に聴衆の椅子一つ一つにミニテーブルがついていることに感動した。

 メモを取りやすいし腕の置き所としても優秀。

 この機能はより多くのシンポジウム会場に設置されてほしいと切に願う…φ(:3」∠)_

 

 国立新美術館ルノワールを取り扱っているので今期は印象派ばかり。ありがてぇありがてぇ。欲を言えばもう一度新印象派展やってほしいなぁ。

 

 

 国立新美術館といえば、その裏にある日本学術会議が再度人文社会系廃止の動きに関する公開シンポジウムを開催するそうな。

kasamashoin.jp

 シンポジウムの告知チラシによれば、

 これからの人文・社会科学はどうあるべきか、それを
発展させるためには何が必要かについて、社会に向けた
アピールを準備しています。その準備の一環として改め
て公開シンポジウムを開催し、各界からの問題提起を受
けて議論を深めたいと考えています。
 前回と同様、学生・大学院生を含む大学関係者のみな
らず、この問題に関心をお持ちのメディアや市民の皆さま
の幅広いご参加をお待ちしています。

 とのことなので、この猛暑就活中に行く勇気と気力があれば足を運ぶ予定。

 前回(もう一年たったただと、馬鹿な!)は学術会議が声明を出したばかりということもあってかなりの人数が来場していたが、今年はどうだろうか。人文社会系が政府批判に終始して慰め合うだけにならないよう大勢いてほしい。

 

 夏休みに突入するというのに全く喜べない。

 フィンランド行きたい行きたい行きたいヾ(:3ノシヾ)ノシ