お仕事こわい
いきなり寒くなってきた。
天候変化に身体が追い付きませんよ全く。
ベイスターズがCS敗退かァ残念
しかし「どうせ負けるだろ」と思わざるを得ない試合展開ですら覆して逆転勝利した試合が多々あったので、面白い試合が多かった気がする。
来年も頑張ってほしい_(。゚⊿ 」∠)_
とはいえ浮ついた話ばかりでもなく。
先日電通の社員の方が過労で自ら命を絶った事件について労災認定を受けたというニュースがあった。
ややこれはけったいな、マルクスさんの予言どころかケインズさんの予言(21世紀初頭には週15時間労働になっているはず)すら達成できていないぞ。
電通こそ諸悪の根源というよりは、少ない人数に長時間労働/残りは非正規で対応というシステムや24時間働くことの是即ち美徳とする慣習のようなものから変えていかないといたちごっこではないかと思う。
――なんて結構前から言われたことな気がするがまだ治ってないのね。
森岡考二氏がおよそ10年前に執筆した『働きすぎの時代』(2005,岩波新書)で指摘されていた問題点が改善されたとは思えないのでそういうことなのだろう。
しかしこういう事件が起こると、時たま怒りが経営者や制度ではなく何故か長時間労働者に向けられるのはどうにかならないんだろうか。
「こんなもので辛いと言うな、俺のところなんて~」といういわゆる社畜自慢や「公務員は貰ってる額が多いふざけんな」という民又は公批判など足の引っ張り合いにしかならない(後者なんてそのせいで労働監督系の職員が削られまくった)。甘ちゃんかな、でも所詮あれだけ馬鹿にされていたギリシャ以下の労働生産性なんだから、これ以上劣悪にしあっても意味がない気がする。
どこかの教授さんが件の報道について「過労死とは情けない、仕事にプロ意識がない」みたいなことを言って炎上していた気がするが、どれ程立派な仕事でも命削る程の価値がその企業にあるとは思えない。ワーオ社会主義者かな、いやでもやっぱり長時間労働させないと成果を出せない無能企業にそこまでの価値はないんじゃなかろか。
趣味で物書きやってる故白樺派もどきの軟弱者らしい自論 :(
フィンランドで生活していた時に、短い間でありながら「この時間で店を閉めるなんて不便だな」と思ったり、サービス以上の対価を求めてしまった己が身への自戒も込めて。