茶菓子の欠片

文芸とか北欧とかTF、雑記とか何かそういう

素敵なホリデイもう来そう

 

 もうクリスマス商戦のゴングが鳴っている。
 ちと早くねぇべか。

 

 寄稿した文芸サークルさんが件の文芸誌を完売したらしい。

 すごいこれはすごい。

 

 以前そのサークルで運営に携わった者としては、小さくてコネと言えるようなモノもないサークルが、そこまでたどり着いたことにただただ驚くばかり。

 少人数ながら広報や告知面でかなり頑張っていたようで、Twitterやブログの更新にくわえてビラまで準備していた。そんな小さな努力の積み重ねが功を奏したといえるのかも。
 (私が離脱するとここまで成し遂げるとは…老害は大人しく寝てよう_(:3」[_])

 

 私も寄稿した合同文芸誌『星天の霹靂』は恐らく第二刷もしくは第二版として、11月23日の文学フリマ東京でも販売する予定。

 近くなったら告知しますが、その時もよろしくお願いします。

 

※     ※

 

 さて文化の日

 明治の維新精神を引き継ぐつもりは毛頭なく、一愚民として文化的に生きようと思うので、用事ついでに常設展・企画展共に無料開放している横浜美術館に行ってみた。

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 今回の企画展は「BODY/PLAY/POLITICS」展。

yokohama.art.museum

 特に目を引いたのは、『ポンティアナックを思いながら』という映像作品だった。

 

 『ポンティアナックを思いながら:曇り空でも私の心は晴れ模様』は、イー・イラン氏の作品で、伝承にある女性の霊――ポンティアナックと呼ぶらしい――を模した格好(まるで貞子)になり、女性たち7人で好きに喋る姿を映したもの。

 

 作品の中核にあるのは、「女性の身体は誰のものか?」という問い。

 ポスト・コロニアニズムやカルチュアル・スタディーズあたりが再三提起してきたことのように思えるが、それが未だに解決できていないことを訴えてくるかのような会話が続く。

 あくまで雑談の中で浮かび上がってくるもので、政治的討議ではない。

 くわえて特にこれといったBGMも何もなく、只々しゃべり続ける構成。そうであるが故に、話の内容が焼きつくように胸に残った。

 

 他にも対立する力の相克や男性の肉体美について等々、わたし含め軽い気持ちで入館した人々を圧倒するような展示がずらり。

 写真を撮れたのはコレクション展のこれぐらいだった。

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 円が長方形上で持つ「日の丸」というイメージから解放するためにつくったものだとか。このご時世の「文化の日」に鑑賞するには、うってつけかもしれない。

 

 ※    ※

 ローグワンの上映が刻一刻と迫っている。

 さあ論文の完成が先かローグワンが先か――なんて火を見るよりも明らか。

 

 論文今年中に終わらんなぁこの体たらくでは……(‘、3_ヽ)_

 顔文字も寝てばっかだなぁ……