執行猶予期間中
諸々が終わってしまったよ。
あとはひたすら悪足掻き。
執行猶予もあとわずか。
先日、「ユーラシアフェスタ」にいってきた。
日本ユーラシア協会という、旧ソ連諸国との交流を目的とした組織が主催している。
協会によれば今年が協会創立60周年記念であり、かつロシア革命100年(!)記念であることを祝してのフェスだとか。
1917年の10月革命で社会主義政権が誕生してから1世紀、という点が大々的に宣伝されてはいるものの、ケレンスキーらリベラル派(冷忍サンに言わせればブルジョワ派)の臨時政府ができるや否や崩壊した年であるのもプッシュしたい。
(〇進党って言う名前よりはカデットが良かったよ……)
ユーラシアフェスタはカフェ、食品コーナー、雑貨コーナー、音楽・映画鑑賞コーナーに分かれていた。
ロシアはもちろんのこと、ベラルーシ、リトアニア、キルギス、ウズベキスタンといった、日頃馴染みのない国々の文化に触れることができる貴重な空間。
夜に飲み会があり時間の関係で『戦艦ポチョムキン』上映会まで居座れなかったのは残念 :(
今回、特にお世話になったのは雑貨屋『ミッテ』さん。
悲しいことについ最近閉店してしまったとのことで、是非一度足を運びたいと思っていた丁度その時ドンピシャでこのフェスに参加することを知り一直線にブースへ。
ソ連時代に実際に使われていた封筒などを頂いた(主にラトビア行き)。
CCCPの文字が入った切手や、メーデー・レーニンアカデミー・ソチ五輪といったその時々の季節柄にあわせたデザインが目を引く。
左下は当時の郵便番号。上のコードで自動読み取りした上で、下の手書き番号でも認識するという、ソ連には失礼だが思っていたより科学的なシステムだった。
ちなみに郵便番号はウクライナ・ソビエト社会主義共和国が1932年に初めて使用*1したらしい。それもまた驚きだ_(。゚⊿ 」∠)_
あとはソビエト連邦やドイツ民主共和国の革命50周年記念バッジなどを少々……レーニン勲章っぽいバッジ買い損ねたのは失敗だった……(‘、3_ヽ)_
わざわざこんな代物を購入する変人に配慮してくれたのか、旧ソ連時代だけでなく帝政ロシア時代末期の証券・貨幣も見せてもらった。
結局数年後には革命で塵屑と化すことになった貨幣……20世紀のロマンを感じる。
悪の帝国と揶揄されがちで、実際最悪な政治体制であったとは思うが、どうもソ連・東欧のデザインや美術センスには惹かれるものがある。
特にソ連でいえば、革命直後~スターリン体制下でプロパガンダ全開のデザインになる直前の、色々やってみましたっていう感じの絵画や彫刻。革命や未来に対する希望があったからなのかもしれない。
あゝ、 もう一度世田谷美術館の「ユートピアを求めて」みたいな特別展やってくれないかなァ。
同じプロパガンダでも、アジアや南米の社会主義圏芸術には全く惹かれない。
なんなんだろうかこの差は?
店の人に、ロシア革命100周年記念だからまだまだイベントがあると言われた。
さぁさぁ目が離せない。