茶菓子の欠片

文芸とか北欧とかTF、雑記とか何かそういう

司令官に目薬を

 

 某所の一次試験を突破できていたのはとても嬉しい_(。゚⊿ 」∠)_

 いや、採用内定数は若干名という名の1か0だから受かる可能性は塵以下微生物並ではあるが幸先良いスタートな気がする。

 この調子でさっさと就活とかいう意味不明なイベントに終止符を打ってほしい切に。

 

 だが一世一代の大勝負と巷で囃される就活と言っても、トランスフォーマーの最新作が始動したとなれば話は別であって、社会の歯車と変形ロボを比較衡量すれば後者が優位なのは明らか。もう今から興奮が収まらない。

 原題はTransformers 5: The Last Knight。


Transformers 5: The Last Knight | official title announcement (2017)


 日本語版になるとどうなるのだろうか、ダークサイドムーンやロストエイジから考えるとそのままラストナイトもアリかもしれない。題名的に、かなり端折られた騎士関係の話をするのだろうか。

 しかし気になるのは何よりもこのオプティマス。

 

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 いやはや紫色の瞳とはこれまた公開まで論争を呼びそうな画像を公開したもので、ネメシスプライムなのか二人のコンボイの再現なのか2010よろしくクインテッサに改造されたのか……妄想が止まらない止まらない。

 

 6月撮影開始という事は6月から新キャラの流出画像も見れるということだろうか。キュー爺さん復活が夢のまた夢であるというのなら、せめてパーセプターを登場させてほしい。ハウンドたちも個性豊かだけど如何せん武闘派揃いだから、オートボットの十八番である科学者面子の追加に期待。

 ジョルトはアメコミで死んだらしいけれどもだったらなんでダークサイドムーンやロストエイジでも玩具が売られていたのだろうか……来年も色違いを売るのかな?

 そしてラチェットのトラウマからもう簡単に退場してほしくないが……所詮玩具の売り上げ第一だから叶わぬ話か……

 

  グリミーはどうしてるんだろうか、ダイノボット軍団諸共中国のどこかに放置されたままロストエイジは終わってしまったけれど。

 そしてさっさとスタースクリームは幽霊として復活せい。

 

 公開は一年後だと? 待てるかヾ(:3ノシヾ)ノシ

文フリ訪ねて云々里

 

 おやマァもう五月ではないですか
 暖かくなってきた? 猛暑だ、猛暑

 

 今日は東京流通センターでやっていた文芸同人誌即売会第二十二回文学フリマ東京」に足を運んでみた。

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 後輩が出店している大学文芸サークル伽藍堂のブースを訪れるのが目的だが、これまで出店側として、すなわち雑用係として行くことが多く自由民として訪れるのは久方振りのこと。奇妙な新鮮味があった(会場も微妙に変わっているし)。

 

 参加サークルも過去最高数だけあって、非常に活気あふれた即売会だった。

 「文学フリマ」の凄いところは、それなりの数の創作文芸サークルが――純文学、政治、評論、エログロ、エンタメなど本当に種々様々なサークルが文芸を共通点として一堂に会していることかもしれない。

 いや文芸系の大型即売会であるというだけでアマチュア創作畑の人間としてはもうただただ凄いと貧困な語彙で賛美称賛するしかできないのだが。

 本の形式(コピ本から本格的な冊子まで)やサークル自体の差異の幅が広いからか良くも悪くも雑多な即売会と化していて、かつそこまでタコツボ型じゃない辺りが素晴らしい(この先どうなっていくかは無論のことわからないけれど)。

 大学文芸サークルとはまた違った身分で出店側に回ってみたいものだが、歯車入門試験次第、ええいここでも就活か、クソっ(:3_ヽ)_

 

 

 さて文フリを一通り見て回ってみて。

 前代表時代にお世話になった方々とも何人かお会いできたが、やはり大半は就活による離脱または卒業、引退が多く、自分が老害世代に入ってしまったことを嫌でも痛感させられた……。

 それにどうやら大学文芸サークルの方は後輩たち「だけで」編集・発行・販売をした甲斐あってか非常にレベルの高い文芸誌を製作することに成功していた。

 大した引継ぎもしなかったがそれをここまで自力で成し遂げるとは……育児放棄した親がたくましく育った子を図々しくも誇らしく思うそんな感情を抱いてしまう。A級戦犯なのを自覚した方がいいな、うん……

 


 来るぞ来るぞ
 歯車か祈られるかの瀬戸際が来週から始まるぞ

 アンギャアンギャ

 

ドキドキが止まらない

 桜はもう散ってしまった。

 襲い掛かる突然の強風と猛暑。

 

 周りが就活とやらをいよいよもって本格始動させている。

 正直もう内定出ている人がいることに恐れおののくしかほかにない。同時に健闘祈願のメールを受ける友人もちらほらと……

 私の社会の歯車入門試験も開始まで一か月を切っている。結果は夏までのお楽しみという長期戦型は精神消耗が激しいのでさっさと決めてほしい――がそんなに即決されても困る――お陰で最近心拍数が上がって寝れないではないか。あゝお助け。

 

 試験勉強のお供は珈琲でも夜食でもなく「水曜どうでしょう」。あの下らない男子校のノリを聞きながら社会と法律に思いを馳せるという脳内の混乱ぶりが面白いので最近はいつもこのスタイル。
 大泉洋のボヤキと藤村Dの口撃を聞きながら半年後には確実に忘れているであろう試験勉強を進める。そして休憩も兼ねてTeamFortress2のGmod動画を見て癒される。試験勉強の勝利の方程式はこれだ!

 ……これは落ちる。確実に落ちる。

 

  
  Bread Land

(Eltorro64Rusさんが更新していた。相も変わらず意味不明な世界観とテンポの良さが癖になる)

 


 そういえば5月1日に第二十二回文学フリマ東京を開くそうな。

 文学フリマ - 第二十二回文学フリマ東京 開催情報

 私の所属していた文芸サークルも含め、その他色々な小説創作サークルが一堂に会してオリジナル文芸誌を展示・販売する即売会。ゼミ以外に大きなイベントが無くなってしまった以上文フリに足を運ぶことを当面の目標にして生きるとしよう。
 是即ち歯車入門試験は捨てたということである。

 
 北欧成分が足りない
 どこかで補充せねば

サクラサク一歩手前


 職を求める活動の封印が解き放たれてはや一か月がたってしまった。

 同じような業界・職種を希望する人々と出くわす機会が多くなり、意識の高さや準備の周到さに圧倒され唯々愚かなる我が身を部屋の隅で縮こまらせるしか道の無い日常を送っている。


 明日の朝起きたら合格通知や内定通知が届いていたりしないものかなヾ(:3ノシヾ)ノシ

 


 今日は気分転換も兼ねて友人と鎌倉散策をした。


 花見をしにいくのがメインミッションでありながら微妙な咲き具合で消化不良だ。とはいえ天気は良く、鎌倉はいつ行っても歩くだけで楽しい場所なので気分転換という目標は達成できた気がする。

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 円覚寺建長寺だけで何時間もかけるとは思わなかった。意外と広いあのお寺。

 円覚寺の脇を登ったところにあったお茶屋さん無くなっていて本当に悲しい……

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 このフクロウ君はなんなんだ?


 ううむしかしなにが一番不満かと言えば小説を最近本当に書けなくなっていること。いよいよもって小説が論文や自己アピール文同然に成り果てているので危機感だけが募っていく日々この頃。元々レベルの高い小説を書けていたとは到底思えないが、自分が書いていて面白くないのだから本当にお手上げだ。読者も作者も楽しくないとは? なんの苦行だウツケェ!

 

 お世話になった先輩方との別れも続くし、この月は本当に精神衛生上良くない月としか言いようがない。四月から何か変化があればよいのだが……

 

 ユートピアよ来たれ、いや是非お越しくださいお待ち申しております。

 

猶予期間の終焉が見える

 

 ノォォォォォ

 とうとう解禁されてしまった。とうとう怪物が地の底から醜悪な姿を現す時期がやってきてしまった。

 「一切の希望を捨てよ」と書かれた門が自分からこちらにずずいと近づいて、無理にでもくぐらせようと舌なめずりしているようにしか思えない。業務説明会、セミナー、予備校……アア、恐ろしい。


 勤労義務をクリアできるかどうかは分かったものではないが、万一社会の歯車と化すことができた時、趣味の文芸活動の方は続けていけるのかどうかが不安でならない。

 原稿用紙で書くだけでなく、パソコン、ポメラスマホのアプリなど小説執筆自体は随分とお手軽になっているし、発表する場所も文学フリマ、テキレボ、本の杜といった同人誌即売会から小説家になろう、最近話題になっているカクヨム等ウェブ上の小説投稿サイトまで種々様々。おまけに文芸誌発行の方も格安で文芸誌を発行できる印刷所が増えているし(特にちょ古っ都製本工房)、いざとなれば電子書籍という手も使える。

 ここの最初の方の記事でも似たようなこと独りごちていた気がする。とくにかくポメラとちょ古っ都は偉大だ。あと仕事のできる編集さん。

 そう考えると文芸創作というのは執筆、製作、販売までが絵画展や映画上映会を開くよりもかなり容易な趣味になるのかもしれない。少なくとも、職種や業務によらず社会人になっても(なれるのか?)ある程度は続けられるのではないかと今から甘い見通しを立てられるほどには……


 問題は小説執筆前の構想に難ありという大前提に大問題ありという点か。

 やりたいことを色々できる時期に対した小説が書けなかったことを考えると、そして今最近ほとんど執筆できていないことを考えるとお先真っ暗。

 星新一氏か江戸川乱乱歩氏の脳が切に欲しい。

 いやその前に職が欲しい。
 

 話変わって先日、茨城に行った。

 いや強引に連れ去られたと言った方が適切かもしれない。紐をつけて臨死体験の為に飛ぶという自殺行為そのものな恐怖アトラクションに参加するという至極意図の分からぬ陰謀に巻き込まれ、飛翔した。コワカッタ(:3 _ )=

 その帰りに立ち寄った日帰り温泉で、何とも心地の良い、少しだけお湯の張られた場所に寝転ぶという露天風呂の一種を経験したのだが、温泉のHPで調べてみるとそれは「寝ころび湯」というそのまんまな風呂の様だ。

 いいなァこの寝ころび湯。

 岩という名の超高反発枕と程よい温度の湯に身をゆだねる。素晴らしい。自宅に欲しい。ここなら小説の構想だろうと哲学だろうとなんでも考えられそうだ。そんな風呂だった。

 新世代のアゴラはこれでいいんじゃないかな。

 

 いよいよ慰安旅行大好きおじさんと化しそうだ。

 モラトリアム云々より急速な老化を心配すべきか……
 

北欧流教育をギロッポンで学ぶ

 

 不味いなァ花粉相手に手も出せずノックアウトだ

 

 昨日はスウェーデン大使館で行われた、スウェーデン社会研究所主催のスウェーデン研究講座に参加してきた。

 スウェーデンゲシュタルト崩壊だ。

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 六本木の、整備されて綺麗なんだけれども今自分は何処かが分かりにくい道を彷徨い歩き続けること数十分で大使館に到着。

 題は「スウェーデンの小学校社会科教科書-日本とは何が違うのか」。18歳選挙権に絡め、北欧ではどのような公民・道徳教育をしているのかを教科書をもとに比較研究するというものだった。メディアや経済(お小遣い)、政治や環境などその範囲は多岐にわたる。

 

 スウェーデン研究講座 | 一般社団法人スウェーデン社会研究所

 

 いやはや随分と主体性を重視した教育を、小学生の時期にやるもので。


 権利や抵抗、参加や平等など、自由主義思想が基盤にありながらレッセフェールにも偏らない、権利と自主性、ものを考えることを重んじる教育は日本とは色が違いすぎる。講座内容の受け売りだが、いかに日本が他人事で受動的な教育方針をしているのかを思い知らされた。

 個人を尊重して格差やメディアの危険性をありのままに叙述するスウェーデン流と、共同体の同質性を重視して「その人の気持ちになって考えてみましょう」で終わる日本流との差は、大きいものがある。


 だからというか何というか文化的に、小学生相手に「間違っていると思ったら抵抗しましょう」「主張するときはデモしましょう」なんて、日本で教えたら大問題になりそうな気がする……いや、規則を守り目上を尊敬することが当然とされるこの国で、教育者というより労働者な教職員が危ない橋を大手を振って渡れないか。

 

 そういえばフィンランドで学校見学をした時も、生徒たちは廊下まで使ってあちこちでグループワークをしていた。あの自由奔放具合をこっちに導入したら学級崩壊扱いになるだろう。

 子供をどう教育するのが最善かは非常に判断に困るところであるものの、一時的とはいえ選挙啓発活動に携わった身としては実際に投票率の高いスウェーデン流が一部でもいいから導入されないかな。教科書検定制度廃止から始めないとならなくなるが。

 

 どこまで子供を「小さな大人」扱いできるのか……教えるって難しい。
 ほら他人事だ。

 

 ちなみに一番のビックリドッキリはスウェーデン文科省が「アメリカのいくつかの州を除いてすべての民主制国家が死刑を廃止した」という教科書の文章を認めているあたり、日本は民主制国家と思われていないんかいという点。

 


 以前から考えていたとはいえそろそろ真面目に新しい創作サークルを作ろうと思ったが、企画会議というのは素面でやるべきなのだということがよく分かった。すなわち何も話が進まずに(話自体せずに)終了。


 おお、社会の歯車の靴音がコツ、コツと
 滅ぶがよい業務説明会め

北の道からの織物

 

 渋谷というのは恐ろしい街じゃ。魑魅魍魎妖族魔族が跳躍跋扈するこの世の魔境。

 要するにキラキラしていた街だった。

 それでも味の変わらぬはなまるうどんの美味しさよ永久に。


 買い物ついでに渋谷のBunkamuraでやってたノルウェーの絵織物展に足を運んでみた。実際はこちらの方が主目的に近かったが……
 カラフルな絵織物から白黒の絵織物、幾何学的な紋様の絵織物から写実的な絵織物まで、種々様々多彩な絵織物が展示されていた。

 

 展示会場入り口で配布されていた、在日ノルウェー商工会議所が発行している“StyleNORWAY”という情報誌の創刊号によれば、今回の展示で日本人が製作した絵織物のルーツは、以下のようなものであるという。

 NORSK BILLEDVEY(北欧絵織物)とは、ヴァイキング時代からあるノルウェーの伝統工芸の一つで……(略)……多種多様な絵織物が作られてきた。
 もともとはノルウェーの厳しい寒さに耐えるために生まれたフォークアート(農民文化)であり、図柄は宗教画をベースにしたものや風景画が多い。

STYLE NORWAY

 実際、北欧神話や風景を模した絵織物が数多く展示されていた。無論完成品を観れば「わあすごい」となるだろうが、果たしてここまで織り込むまでのモチベーションが持つだろうか?

 

 恐らく今回の展示主催者であろう方々(北欧絵織物研究所の方だろうか?)はご高齢の方が多かった。年齢を重ねても趣味(?)のある人々は元気なんだな、と改めて感じさせられる。
 果たして自分の十八番文芸創作を何十年後も続けていられるだろうか……その前に締め切りに追われる恐怖、出来栄えのゴミさに対する絶望で挫折するのが目に見えているが。

 しかしこのStyleNORWAYという2014年に発行された情報誌でも育休の話が出ていて本当にもう……(:3ぅ )

 

 ほぅらやってきたぞ花粉め。

 目はかゆく、鼻はつまり、頭は痛い。おおなんということか。

 そこまで私を困らせたいか、ええい下がりおろう。下がってくれ。