雨にも負ける風にも負ける
雨に殴られる体験はそうそうできまい。
黄金週間が終わったとはいえ7月まで祝日が無いのはいかがなものか。
いくらでも解釈して閣議決定で増やしてくれればよいものを……
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もう何度目になるか「文学フリマ」に足を運ぶ。
ここ最近は出店者側として連続参加してはいたが、今年の春はn度目(n=1,2,3...)のスランプに陥っていた為書下ろし一本完成させるのにヒィヒィ言っていたほどなので出店は諦め、一般参加。
次の秋こそは出店したい……したい……できれば……可能な範囲で……
設営完了しました✨
— 横国文芸サークル伽藍堂@文フリ東京A14 (@ynu_bungei) 2018年5月6日
レイアウトに女子力の無さが……!(>_<)💦#文学フリマ#bunfree pic.twitter.com/BLILMRBbkm
以前お世話になった文芸サークルの伽藍堂さんのブースでは、素晴らしくきれいなデザインの新刊が並んでいたので二冊買ってしまった。
表紙絵の上手さやタイトルのセンス、扉ページのフォント変更だけでなく、お気づきだろうか? 伽藍堂ロゴの色が、文芸誌のデザインにあわせて変わっていることに……
オイオイオイ、そこへの配慮が微塵もできねぇ間抜けの愚鈍が代表やれてただなんてそりゃあお笑いだ。今頃はぽろぽろこぼしてそうなペンネームでn回目のスランプに陥ってるにちげぇねぇ。
まあ天下のプランタジネット朝とて欠地王を生み出してしまうものだし_(。゚⊿ 」∠)_
次なる文芸誌はどんなものでしょうねぇ。
期待 :)
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折角の黄金週間。
しかし黄金色より茜色。
「ソビエト・エキスポ」に行ってきた。
この3331というのは、中学校の旧校舎をアート展覧会の開催場所として活用しているギャラリーだそうで。
確かに外観は紛うことなき中学校。
足を踏み入れてみると、お洒落なカフェに柔和な照明といったアートギャラリーらしさが演出されている一方で、下駄箱だったと思われる部分にアート関係のチラシを置いたり、展示に学校用机と椅子を使用したりと「学校」の面影もかなり残っていて不思議な印象を覚えた。
絵具なのか何なのか、言葉に表しづらいあの「図工室の匂い」「階段の匂い」が姿を現し妙なノスタルジアも感じてしまう。アートセンターとしての近未来感と学校の過去がちらつく郷愁、二重の意味でワクワクできる場所だった。
そんなアートギャラリーで「ソビエト連邦時代の文化」を題材にエキスポをされてしまっては行かざるを得まい。
しかもこのソビエト・エキスポ、何がすごいかと言えばその扱う対象であろう。
社会主義大国ソ連をテーマにするとどうしても題材が題材だけにイデオロギー的な色合いが強く出てしまうことが多い。ロシア革命100周年の時も「ロシア革命は果たして正しかったのか?」というテーマであちこちで講演会が開かれていた。
しかしこのエキスポで並べられているのはソ連における玩具。ゲーム機。買い物袋。クリスマスの飾り。ファッション雑誌……
電化推しのレーニンもびっくり
絵本でも赤い星は忘れない
空想科学雑誌はどの国でもロマン
教科書の文章でお馴染み、「ソ連は計画経済で重化学工業を発展させたが軽工業は遅れを取り~」の「軽工業」部分にスポットを当てるという珍しい展覧会だったのだ。それはもう興奮が抑えられないヾ(:3ノシヾ)ノシ
意外にもソビエト政府は国民の「娯楽が少ない」という不満になんとか対処しようと色々策をこねくり回していた。ゲーム機までアメリカ製を真似て作ったほどだ。いや○ッキーのゲームはウォルトディズニーの許可を得て無さそうだけれど……
全体主義国家・20世紀最悪の実験国家・悪の帝国とあだ名は枚挙にいとまがないソ連ではあるが、注目されることの少ないソ連内部の日常生活に触れることのできるとても貴重な展覧会だった。
また似たような展覧会が開かれるといいなァ……今度はソ連のSFに焦点当てたような……
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レディ・プレイヤーワン。
できればK.I.I.T.に喋ってほしかった……
それだけ残念。
「小説を書く」企画だけぶち上げ〆切を設定した。
果たして私が参加する文芸誌の告知はいつできるのだろうか……何より書きあがるのだろうか?